トンネルの1/20スケールの模擬トンネルを利用し発塵・換気・集塵試験を行った。発塵装置は発煙筒を使用・換気には扇風機・集塵にはブロワを使用した。また間仕切りにトンネルウォールに見立てて隔壁を用意した。
隔壁で仕切られたプロテクターの上部から強制集塵することによりプロテクターと即存トンネルとの空間を負圧に保つことによりプロテクター内部に粉塵の侵入を防ぐ効果を期待した。また即存トンネルに自然風が入るのを想定してプロテクター内に4~5mの風速を与えた。
集塵容量660m3/minで自然風0.2m/s以下の状態で集塵ができることを確認した。
4.2m/s自然風がプロテクターを通風してもトンネルバルーントラップし風が過流となりプロテクター内の粉塵の侵入はほとんど認められなかった。