図-1 原因別に分類した発生要因
図-2
ひび割れ種類 | 原因 | 対策 |
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①天端付近の縦断ひび割れ | 天端部のブリージング等の影響を受け強度が低下し温度応力、乾燥収縮が生じた場合天端部にひび割れが発生 | 天端部の十分な締め固め、養生バルーンの採用、乾燥収縮低減剤の採用 |
②側壁部の鉛直ひび割れ | インバートコンクリートの外部拘束が影響また、インバートが無い区間でも背面拘束の影響 | コンクリート温度の上昇を抑制、ファイバーの採用、ハイイータス工法の採用 |
③天端型枠の三日月ひび割れ | セントルラップ側ジャッキの操作ミス、既存コンクリートに過度にラップを押しつける | セントルセット、脱型時に十分に配慮する、クラック防止センサーの採用 |
④側壁部の斜めひび割れ | 打設方法が吹き上げ方式で、仕上げ面が | 側壁部の十分な締め固め、浮きバイブレーターの採用 |
⑤SL部の縦断ひび割れ | 外的要因(地圧、水圧) | 覆工施工前に内空変位等の計測及び数値解析を実施し施工時期の検討を行う |
⑥網目状のひび割れ | ロックボルトの外部拘束、アイソレーションシートの破損 | ロックボルトの頭部処理を確実に行う、外部拘束を低減可能なロックボルトカバーの採用 |