コンクリートは打設後に一定期間、適切な温度・湿度で養生されることが理想です。住友スリーエムの「コンクリート保水養生テープ」は型枠を外した直後のコンクリート表面に貼り付け可能。表面からの水分蒸発を抑制し、より効果的な保水養生が可能です。
「コンクリート保水養生テープ」はNETISに登録されています。
テープによる保水養生でコンクリートの表面が緻密化され、酸性雨や海水、塩害などへの耐性が向上します。
散水養生とは異なりアルカリ汚染水対策の必要ありません。カーボンオフセット認証も取得しており、総合評価落札方式の際に環境面への配慮・対策として評価されることも期待できます。
施工後の散水が不要になり、労務費が大幅に削減されます。また、型枠残置養生と比べると型枠転用期間の短縮が見込めます。
コンクリート表面の水分蒸発を防ぐことで表面が緻密化し、クラックが激減。コンクリート表面の品質が向上します。また、コンクリート表面をシールで覆うことで、工期中は泥はねや錆び流れなどによる汚れも防ぐことができます。テープには粘着力があるため、壁や天井などにも使用できます。
作業前にコンクリート表面を清掃し、あまり濡れていないことを確認してください。表面が汚れていたり濡れていると、保水テープがうまく貼り付きません。
コンクリート保水養生テープの貼り込み作業は2人1組で行います。1人がテープを巻き出し、もう1人が貼り付けます。面積の広いところでは1枚で貼ろうとせず、2~3mずつ分割して貼り付けると、しわや歪みを防止できます。貼り付ける際はブラシで表面をなでて接着した後、ゴムベラなどで気泡を追い出します。テープを分割して貼り付ける時は、少し重ねて貼り付けます。重ねた個所には補強テープを貼ると、保水テープがめくれにくくなります。
下のファイルに作業の手順と、注意事項をまとめてありますのでご覧ください。