コンクリート養生製品、養生バルーン(トンネル・ダム・橋梁)の企画製造販売から
トンネル工事用型枠、一般資材の販売、コンクリート充填管理、
デジタル粉塵計のレンタル、建設現場通信環境構築(Wi-Fi)5Gまで幅広く手掛けており、
多種多様な技術提案(特許商品)で建設プロジェクトの成功を幅広くサポートします。
建設現場通信環境構築(Wi-Fi)5G
高速ワイヤレス通信の実現が可能な「第6世代」のWi-Fi規格、「Wi-Fi6(ワイファイシックス)」。
Wi-Fi 6が登場した事でインターネットの通信環境が強化され、一層便利に使用することができるようになりました。
Wi-Fi 5では規格として「5GHz帯」のみ対応しておりましたが、Wi-Fi 6では「2.4GHz帯」「5GHz帯」の2つの周波数が対応可能となり
「2.4GHz帯」は通信速度としては遅めではありますが、障害物に非常に強く、電波が途切れにくいという特徴があります。
一方「5GHz帯」は通信速度としては早いですが、障害物には弱く、電波が途切れやすいという特徴があり、
2つの周波数帯を利用する事で、より安定した通信環境を実現します。
株式会社東宏では、建設現場全般及びトンネル坑内において独自の中継機器をリレー化し、
増設に対しても低コスト・急ピッチで行う事が可能となりました。
①トンネル内部全域にネットワーク環境を無線で構築
②トンネル内部の作業環境をデータと映像で遠隔監視
コンクリート品質向上
①トンネル覆工コンクリート養生
従来、トンネル覆工コンクリートは、打設翌日脱型(打設後18時間程度)とされる事が一般的であり、明りコンクリート(一部を除く)の脱型4日~5日後と比較すると養生期間が短く、外気に晒され乾燥収縮が起こり、ひび割れが発生しやすい状況にありました。一方、 外気温が高い場合、コンクリート温度が高くなり、最終安定温度との差による温度応力が発生し、ひび割れが発生する可能性があります。弊社ではゼネコンとの共同開発で、コンクリート打設時に型枠(セントル)がコンクリートへの悪影響を防止するためのセントル養生バルーンや脱型後の湿潤養生を行うアクアカーテン、キュアマイスター、モイストキュア、ハイブリッドシステム(ミスト養生)やトンネル貫通後の通風によるコンクリートへの悪影響を防止するための隔壁バルーンを開発致しました。同時に、コンクリート硬化時の発熱を抑え、温度応力によるひび割れを抑制する部分パイプクーリング工法、簡易的にコンクリートの保温・保水養生を行うモイスチャータックプチを開発。これらの特許技術が技術提案化され、トンネル覆工コンクリートの品質向上に貢献しています。 なお、「トンネルバルーン」は、2005年に日経BP技術賞を受賞。
➁橋梁コンクリート養生
トンネル覆工養生技術を『桁用コンクリートブロック養生装置』として新たに特許を取得し、橋梁上部工工事のコンクリート養生技術を生み出しました。橋梁上部工のコンクリート脱型後、外部に養生バルーンを設置、送風機によりバルーンを膨らませ、コンクリート面に密着させ外気と遮断させることにより、コンクリート養生を行います。 冬季にコンクリートの凍結融解を防止する必要がある場合には、温風送風装置により温風をバルーン内部に送風し寒中コンクリート養生が可能となります。
施工管理の向上
①覆工コンクリート充填締固めシステム
トンネル覆工の施工においては、コンクリートを十分締固め、如何に充填するかが課題となっています。側壁部や肩部はトンネル用型枠に設置した検査窓から打設し、棒状のバイブレータ等で締固めを行うことができますが、アーチ部は型枠に設置した1~2箇所の、コンクリート吹上口からコンクリート打設を行いますので、目視でコンクリート充填を確認する事が困難な状況にあります。また、アーチ部の締め固めは、引き抜きバイブレータ等により締め固めますが目視による締固め具合の確認は困難を極めます。このようにコンクリート充填や締固めが目視困難な状況を打開するため、弊社では、センサーをアーチ部等に設置し、コンクリートの充填を確認できる製品を取り揃えております。 振動デバイスにより、コンクリート充填度をリアルタイムに検知できるジューテンダーコンクリート充填検知システムや、超薄型シート状センサーをコンクリート打設スパン延長に亘り設置し、高い精度で充填締固め状況を検知できるジュウテンミエルカを揃え、販売またはレンタルを行っております。これらはリアルタイムで充填締固め状況が確認でき、コンクリート打ち上がり速度、状況も確認することが可能で、目視では困難であった覆工コンクリート打設管理を十分に行うことができます。
➁覆工コンクリート型枠脱型管理システム
覆工コンクリートの脱型は、気温条件等を考慮した過去の経験則を基に、コンクリート打設後おおよそ12時間~20時間でなされていました。弊社では脱型開始時間を初期コンクリートの強度発現がコンクリートの積算温度との相関関係にある事に着目し、積算温度管理システムを提供しています。このシステムは、覆工コンクリ―ト打設開始前に、コンクリ―ト供試体を作成し、積算温度とコンクリート強度の相関関係を求め、覆工コンクリート打設時の積算温度により、経時的に推定コンクリート強度をリアルタイムにデジタル表示するシステムです。このシステムを利用することで経験則ではなく、コンクリート強度推定が可能となり、寒冷地でも適切な時間に脱型が可能となります。
安全確保
トンネル坑内では大型機械やダンプトラックとの接触、挟まれ、切羽崩壊や切羽肌落ちによる災害が頻発しています。
弊社では、切羽肌落ち対策やベルトコンベアに起因する災害に着目、安全対策製品を開発・製作・販売しています。
①肌落ち防護マット
発破掘削の爆薬装薬時、作業員はプロテクターを着用していますが、上部7~8mから肌落ちが発生すると重大災害に直結します。肌落ち防護マットは、ドリルジャンボのドリフターを利用し、ドリフター間にワイヤをかけその上に肌落ち防護マットを固定(人力移動可能)、落石等の直撃を防ぐ事ができます。
➁ベルコン落石防護装置
2000m以上のトンネルでは、掘削ズリの搬出にベルコンが多く採用されるようになりました。ベルコン設置位置は空間を有効に利用するために、トンネル肩部の高い位置に吊下げ金具等(ニーブレス)を設置されるパターンが多くなっています。
ベルコン下部は歩行通路とはせず資機材が置かれている場合もあり、作業員がベルコン下部を通行した際、運搬中の掘削ズリが落下、作業員を直撃した場合は重大災害となる可能性があります。ベルコンのフレームに弊社の落石防護装置を設置する事で、落石災害を防止する事が可能となります。
③ベルコン昇降装置
掘削ズリをベルコンで搬出する際、覆工セントルが通過する前後においてベルコンの定常設置は困難であり、鳥居型建枠等で一時的に仮支えする必要があります。その際、セントルの移動と同時にベルコン高さの調整も随時必要となります。従って、高い位置での作業が必要となり危険が伴います。弊社のベルコン昇降装置は墜落転落災害防止、作業性の観点から、これらの作業環境を劇的に改善し、ベルコン架台を低い位置からセット(上下動)できるようになりました。
環境の改善
①デジタル粉塵計レンタル
トンネル切羽粉じん濃度測定が義務付けられた2021年度、厚生労働省「改正ずい道建設工事における粉じん対策にかんするガイドライン」に先立ち、必要な時に必要な台数を迅速にお届けできる様、弊社では同省指定のデジタル粉じん計(LD-5R型)約1,000台を調達・保有させて頂きました。また単品管理を実施し、校正対応に於いてもお客様へ切れ目のないサービスを可能と致しました。何時でも何処でもデジタル粉じん計のレンタル、問合せは東宏までご用命ください。
➁粉じん測定
改正ガイドラインに対応した粉じん濃度測定機器のレンタルに留まらず、現場事務所でもリアルタイムに粉塵濃度の確認が可能なトンネル粉じん測定システムを取り揃えさせて頂いております。なお、システムの通信は2.4GHz帯を利用しています。また、このシステムは、タブレットによりデータ表示の切り替え等の遠隔操作を行うことが可能となりました。
③環境改善
(ⅰ) トラベルクリーンカーテン(TCC)
切羽の後方にトラベルクリーンカーテンを設置、切羽側を隔離した状態で粉じんを急速に集塵する事で坑内の環境改善が図れます。カーテンを一時的に開いていても、送風機能力より集塵機能力を大きくすることで、トラベルクリーンカーテンより坑口側へ粉じんの流出を最小限に抑えることができ、厚生労働省からも改正ガイドラインに移動式隔壁としての 採用を推奨されています。
(ⅱ) 防音バルーン
トンネル坑口付近に民家が存在するような場合、一般的には防音扉や防音ハウスが設置されますが大きな騒音低減が要求されない場合、防音バルーン設置による対応が可能となります。トンネル坑口に設置し、坑内の騒音をシャットアウトでき、トンネル貫通後は隔壁バルーンとしても利用できます。
一般資機材販売(自社便配送は北海道地区限定)
特にトンネル工事では大自然との闘いとなる場面も多く、突発的な大量湧水や崩落に対しスピーデイな資機材調達が必要となります。弊社では本拠地(北海道)において、倉庫棟を完備、緊急性の高い資機材をストック、一括して自社便でトンネル坑内まで迅速にお届けするフルスペックサービスを提供しております。「必要な資機材を、必要な時に、迅速にお届けできる一般資材商社・東宏」にもご期待頂き、ご活用をお願い申し上げます。
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