
覆工コンクリートの湿潤、養生温度を保ち、有害作用を遮断!
■資料catalog_moistcure
ひび割れ発生抑制、高品質・高耐久性のトンネル施工実現
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トンネル覆工コンクリートのひび割れ発生を抑制し、構造物の品質および耐久性を向上させる超音波加湿養生システム「モイストキュア」を開発し、2009年に北海道開発局発注のトンネル工事で初めて導入しました。
従来のトンネル工事では、掘削中のトンネル内は温度が安定し、湿潤状態が保たれると考えられていたため、覆工コンクリートに特別な養生を行うことはありませんでした。また、工期や経済性の観点から、養生期間は短く設定され、コンクリート打設翌日に型枠を取り外すことが標準とされていました。しかし、掘削中の換気や貫通後の通風などにより、型枠取り外し後のコンクリート表面が急激に乾燥したり温度が低下したりすることが、ひび割れ発生の大きな要因となっていました。
「モイストキュア」は、型枠取り外し後の覆工コンクリート表面に養生シートで外気を遮断した密閉空間を作り、その内部を超音波加湿器で高湿度に保つ養生システムです。これにより、型枠取り外し後の急激な乾燥や温度低下を防ぎ、乾燥収縮ひび割れや温度ひび割れを大幅に抑制します。さらに、高湿度環境によってコンクリートの水和反応(※1)を促進させることで、強度増進や緻密化を図り、構造物の高品質化と耐久性向上を実現します。
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